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~なぜ勉強するのか? そもそも学校の勉強って役に立つの???~
こんにちは、松婆です。
8月のブログは、「そもそも勉強って役に立つの?」という、生徒さんから年2、3回は受ける質問のテーマにしてみたいと思います。
私はこの質問に対して、「いいえ、学習内容そのものが役に立つことはあまりありません」とはっきりお答えしています(笑)それを聞いたこどもたちの、鳩が豆鉄砲を食ったような顔を見るのが好きです。 さて、子どもたちは、常々、この疑問の明確な答えを探しているようなのですが、答える側は「それはだなあ、△〇×※★~・・・・・」とまあ残念な結果になるのがオチです。
が、このような仕事をさせて頂いている以上、何らかの見解は出さなくてはなりません。
そういったときは、以下のようなことを引き合いに出して、敵をやっつけるようにしています。
確かに、方程式が解けなくてもスーパーで買い物はできるし、ゲームもできるし、大きな問題はないのかもしれない。でも、例えば、あなたが将来カレー屋を開店させたとして、腕によりをかけて作った自慢のカレーのメニューに、「おいしいよ!」とか「辛いぞ!」なんて書いても、あなたが伝えたいそのカレーのうまさは恐らく伝わりません。
学校でたくさんの「ことば」を学びます。知識があればあるほど、独創的で人の心を引く表現ができる可能性は高いと感じられませんか?
デザインに興味がある人が、食器製造の会社に入りました。器は殆ど「量」を計って作成するという過程があると聞きました。作成にあたっては、どんな人向けで何を入れる器で・・・など考えます。コップなら曲線の場合もあります。思いついたコップのデザインをイメージし、「いい感じだな、では、このコップの容量はいかほどか?」となったとき、その体積を計るときに使われるのが、積分という高校数学の計算方法です。
昔の生徒さんが、ある大手アルミサッシの会社に入社しました。彼女は営業ではありませんでしたが、入社後、「我が社の取り扱い商品の材料は金属です。そこで、皆さんには元素記号を100ばかり覚えてもらいます。また、特に重要な元素や材料に関しては、その特性についても暗記してもらいます。社の製品を深く理解して仕事に励んでもらいたい」と、初期研修で言われ、「なんで今頃???私文系なのに・・・」と死にもの狂いで覚えた子がいました。
アルバイトでお弁当屋さんに入ったとしましょう。勤務する日までに、メニューと金額を暗記しておけば、あなたは楽しく、そして充実した仕事ができます。暗記が強制ではなくても、覚えていれば、あなたへの周囲の評価は高まります。
学習において、さまざまなことを覚え、身につけておくことは、絶対自分を裏切りません。
加えて、学習のもう一つの大事な大事な側面は、「諦めない性質、コツコツと努力することをいとわない性質、本当は楽しみを優先させたいのに、それを我慢することで、自分をコントロールできる性質」など、人として生きていくうえで非常に大事な性質を身につけていくことができることです。昔、文科省が「生きる力」という言葉を打ち出しましたが、まさに「生きる力」を作っていくのが勉強です。わからなければ聞かなきゃいけない、どうしたって人とコミュニケーションも取る機会が生まれる。 日々の中では大きなことでありませんが、薄皮一枚一枚積み重ねていくようなものでしょうが、大変大変重要な積み重ねです。
テストの結果が云々など、言ってられないくらいの重要な積み重ねです。
どうか上手にこどもたちに、これらのことをお伝え頂ければと、願いますm( . . )m