お問い合わせ
092-984-3662
2月のブログ ~何はともあれ受験も終盤~
強烈な寒さとflu(インフルエンザ)から,やっと少しは脱した感のある今日この頃,皆さまお元気でしょうか? 松婆です。
2月も中盤過ぎて,いよいよ中学3年生の受験スケジュールも,最後のトリである公立高校の一般入試のみを残すところとなりました。
1月下旬の私立高校の専願入試を皮切りに,私立前期入試,公立推薦入試,私立後期入試と,
イベント(笑)目白押しでした。結果が出るたびに心拍数の上がる日々で,たとえ余裕のある受験であっても,合格の2文字を聞けば安堵するといった,我々塾業界で働いている
人間にとっては,あまり心臓によろしくない時期です。
最後の入試である公立一般入試,これを受ける人たちは,その結果の受け止め方が大変かわいそうと言いますか,「いや,それだから強くなるんだ」とも言えるのですが,
つまり,合格発表の日,朝早くから,自分で,受けた高校に赴き,結果を自分の目で確かめなければならない点が,そして,さっさとその事実を自分で中学の先生に報告しにいかなければならない点が,非情と言いますか,かわいそうになあと感じるわけです。
さらに,その日の午後には,合格者の招集があり,校長の話を聞いたら教科書や制服の採寸などせねばならず,とにかく目まぐるしい!の一言です。それに間に合わなければ合格取り消しです。
落ちた人も,銀行に行って,私立高校の入学金を振り込まなければならないことになっています。どちらにしても,親御さんは大忙しです。
合格発表の掲示板の下では,笑う者,泣く者,沈痛な面持ちの者,下向いてニヤニヤしている者,友達と一緒に来たものの,他方が不合格で,相手に何も言えず気まずい感じの者,合格発表の場には様々な光景が見られます。バスの中や電車の中で人に見られないように泣いている人もいます。
皆,複雑な思いを抱いて中学に報告に行くわけです。どんなに楽観的な人でも,不合格の烙印を見れば,一瞬はものすごくショックを受けます。たとえ,帰宅してゲームしてケロッとしているように見えても,心の痛手は受けています。
私立に決めた人,公立の推薦に受かった人,「ぼやぼやしとったらあかんで~」そう言いたいです。公立の一般入試は,言わば「背水の陣」を敷いての戦いであり,その結果の受け止め方も残酷だからです。専願や,推薦の合否は学校で聞くことができます。公立一般は,自分の足で合否情報をつかむしかありません。たったそれだけのことと思ってはいけません。それだけのことに,どれだけの勇気が要るかを想像できる人にならなければ,と松婆は思うのです。
とまあ,こういうことですので,公立一般入試を受けた人には全員に,もれなく「勇気」という宝物を神様から与えられますから,今までとは少~し違った人になることが多いように思えます。ですから,「ぼやぼやしとったらあかんで~」ということになるのです。
勿論,専願や推薦を否定する意味ではありません!今後の自分のことを一生懸命
考えての結論であり,結果なのですから,正々堂々としていてよいのです。
ただ,勉強から早くに解放されますから,この間に,偏差値が軽く5は下がることを承知しておきましょう(笑)高校から宿題が出たら,受験生の気持ちで一生懸命取り組んで頂きたいと思います。
最後に,3月に公立一般入試を受ける人たちに改めてエールを・・・
「 今やっていることに集中しなさい,自分を信じて,Keep on going!」
もし塾の見学を希望される場合や、塾の内容についての説明を希望される場合は、事前にお電話いただいてからお越しいただけると非常に助かります。せっかくお越しいただいたのに、担当者が授業中などで十分な説明ができず、パンフレットのお渡しのみとなってしまう場合がございます。ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
また現在、授業コマが満席の日が多く、体験授業につきましては、2月いっぱいまで曜日や時間帯のご指定が難しい場合がございます。
3月になりましたら、余裕をもってご希望の曜日時間帯のお申し込みをいただけますので、恐れ入りますが2月いっぱいまで、体験授業の日時の調整に、ご協力をお願い申し上げます。
ともかくも 新年だぁ~
新春の候、明けましておめでとうございます。クロ学の松婆です。
昨年は大変お世話になりました。本年も宜しくお願い致します。
正月三が日,天候にも恵まれ,本当に気持ちの良い年の初めであったと思います。
神棚があるわけでもありませんが,家の中で,最も神聖,かつポジショニングが高いとされる位置に置かれたお鏡餅を見るにつけ,昔の人の知恵といいますか,自然に対する崇拝や畏敬の念を感じてしまいます。
餅の下に敷く,葉柄がやや赤く,葉が緑色をした,長い楕円形の二枚の葉の「ゆずり葉」は,子孫繁栄を表します。ゆずり葉は,新しい葉が出来てから,古い葉が譲って落ちるという世代交代が行われる植物だからです。枕草子にも「ゆずり葉のいみじうふさやかにつやめき・・・」など載っています。
シダはウラジロ科のシダ植物で,ウラジロつまり,裏が白い,隠れたところも清廉潔白という公正や公平を示す植物です。
柑橘類(かんきつるい)の橙(だいだい)は,「代々」が当て字になるのですが,当て字通り,冬に黄色になった実が,冬越ししてまた夏になったら青色になり,それを2,3年繰り返すことから,「回青橙」とも言われています。つまり,生命力の強さや「代々続く」という縁起のいい意味を表しているということですね。
橙は酸味が強いので,そのまま食することはお勧めできませんが,冬の鍋の具材のつけ汁として,半分に割った橙をギュッと絞って,少々のお醤油を入れて鍋を頂くと,それはそれは鍋が進みます。橙と醤油のみです。鍋にも今流行の何とかつゆなど入れなくて結構!肉類は止めて,魚の身のすり身の団子でも入れて下さい。ああ,いかんいかん,食べたくなりました(笑)
とにかく,「いわれのある」もので,お正月を迎えるのは,それができること自体に感謝ですね。今年も皆様のよき年になりますよう!!!
新年を迎え,子どもたちも1学年上に進みます。受験生になる人もおられるでしょう。こどもの成長は楽しみではありますが,親の悩みも比例して成長していきます。新年にあたり,一言だけ,お伝えしたい言葉があります。私は,日本を代表する車のメーカーであるホンダの創始者,故本田宗一郎さんのファンでして,今でも,縁あって手に入れた,ホンダのメカニックさんのスタッフジャンパーを愛用している変な婆あでございます(笑)なぜ本田宗一郎氏に惚れた(笑)かと言うと,本田さんのモノ作りに対する情熱もさることながら,本田さんの次の言葉に心酔したからです。「人生とは何回感激したかで,その値打ちが決まる」という言葉です。この言葉を知って,体の奥深く迄,何とも言えない満足感と言いますか,腑(ふ)に落ちたと言いますか,三日間くらいそれを思い出しては幸せを感じていました。
故本田宗一郎さんは,終戦後,奥さんがせっせと買い出しに行くときに,少しでも楽になればと思い,奥さんの買い出し用自転車に動力(エンジン)をつけたのが,彼のバイク・車製造の始まりであったと言われています。とにかく,熱血の人,感動の人でした。彼に関するエピソードは山ほどありますから,チャンスがあればご一読を。
「這(は)えば立て,立てば歩めの親心」とは、子供の成長を待ちわびる親の気持ちをうたった言葉ですが,ともすると,際限のない親の欲につながるとも言えます。
もし,故本田氏の言葉に共感を覚えて頂けるのであれば,子育ての折に,ふと思い出して頂きたいかなあと,思ったりします。子育ての方向性を見失いそうなときに・・,親子で意地張って,生産性のない喧嘩の折などに・・・,
今年も,クロ学スタッフは,生徒さんたちに,ぎゃ~ぎゃ~ブ~ブ~言いながらも,熱い熱い指導を展開して参る予定です。どうやら,今年も,やれスマートだとか,クールだとかの言葉が不釣り合いな,泥臭い指導の塾になるのかもしれません(笑)
本年も宜しくお願い致します。