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~親父様へのエール~ 後編

前回の続き



発達心理学で「母子分離」ということばがあります。漢字の通り、母と子どもの行動上や精神上の分離を意味する言葉です。この母子分離がうまくいかないと、将来様々な問題が家庭に生じてくるということです。母子分離問題は、母親と息子間のほうがより深刻です。

 

母子は、生命が胎内に宿ったときから、その濃厚な付き合いがはじまります。彼らが意識

するしないに関わらず、この関係は、一般的に濃厚で信頼に満ち溢れています。母子はそもそも生理的なつながりを持っているため、母性は自然に与えられており、いわば標準装備的なものです。その核は「子どもを守る」、この点にほぼ集約されます。

一方、父親は違います。父性は意識して、努力して獲得していかなくてはなりません。

また、父性は母性と違い、少々危険なことでも、見守りの中で入り口くらいは体験させてあげたり、或いは危機回避の方法や、家庭外で生きていく術を伝授したりといった、もっと大きな枠の中でとらえた手本であり水先案内人の役目をもつものです。どちらかと言えば、危機に敏感な母親に隠れて、一緒に少々の危機を共有したといった仲間意識、こういったことが子どもの心にインプットされていることも大事だそうです。

父性は家庭内という小さな環境から、自然界といった大きな世界への誘い(いざない)とガイドを果たす役割を担います。



 

しかし、だからと言って、母子家庭・父子家庭といった、シングルペアレントの家庭環境が問題ということではありません。母子家庭では、母親が心掛けて父性の役割を担えば問題ありませんし、父子家庭では、祖母や近所のおばちゃんたちが、母性の役割を担ってくれたらよい話なのだそうです。問題なのは、同居しているはずなのに不在が多い父親であったり、無関心な父親であったり、家庭に母親が二人いるような、優しすぎる父親であったりといった現実だそうです。家庭内に母性を担う人間が二人いることは百害あって一利なしです。

 

思春期の入り口に入るころ、こどもは体格も増し、母親の力には及ばないことも出てきます。給料が安くても(笑)父親は父親です。何かあればガツンと一発、雷を落とすことも大事です。しかし、重要な場面でこの「ガツン!」が有効になるためには、上記で述べたそれまでの父親と子どもとの関わりや、父親に対する母親の思いが外せません。母親から見て、稼ぎの少ない父ちゃんでも、父ちゃんは父ちゃんです。稼ぎ=父性指数にするのはもっての外です。

 

うちの子はもう大きくなってしまったから・・・と諦めるのは早いですよ。

以前、或るCMで、父子が暗い押し入れの中で探検ごっこをしていました。隊長は息子です(笑) 世のお父さんたち、どうかどうか父性溢れるご家庭をお作りください。





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 ~親父様へのエール~ 前篇

   こんにちは。松婆です。  

 

みなさん、こんにちは。暑い夏でしたね。昔は「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉が、

現実に成り立つ表現として存在していましたが、今はどうもピンと来ませんね。

経験上、夏の彼岸の頃(新暦のお盆時期)夜になると、窓を開けていれば、家の窓から窓へ

冷気を含んだ風が吹き抜けていたものです。勿論熱中症など存在していませんでした。

 

松婆は中央区育ちなので、彼岸の涼しさが田舎だけではないことの生き証人です。都会も田舎も、お彼岸が季節の区切りとして立派に存在していました。

 

松婆の家には、背格好は小さいが、えらく頑固で気難しい祖父がおりまして、暑い夏には、仕事から帰ってくるころ、冷えた麦茶と冷たく冷やしたおしぼりを家の者が準備して、ややドキドキしながら待ち構えていたものです。余程扱いの厄介な爺さんだったようで、出迎え係は幼き松婆でした(笑)いくら頑固で気難しくても、子どもに当たることはありませんでしたから。祖父は玄関の間(ま)で、実に美味しそうにごくごくと飲み干しておりました。懐かしい思い出です。祖父は醤油会社の杜氏で、家でも醤油を作っていましたから、親類含め家族全員が、祖父の甘めでマイルドな醤油を食していました。作る醤油は天下一品と思えるものでしたが、人間的には何とも頑固で付き合い難い人でした。社長でもないのに、威張っている困った爺さんだと思っていました。しかし、家族は皆、この爺さんを慕っていました。


 

今回は「親父」のお話です。

最近驚愕した話を、先ずもってお話したいと思います。十数年前には誰も考えもつかなったことですが、昨今の大学では「保護者会」が実施されているとのことです。

福岡を代表する大学でも行われているとの情報も得ました。東京の、とある大学では、お母さんが保護者会だけに満足せず、個人面談を要望され、そこで話された内容というのが、「息子は大学のことを何も話しません。レポートが出されているということですが、何枚位書けばよいのですか?また、その出来栄えは成績評価に結びつきますか?とにかく、ちゃんとやっているか心配で・・・」との弁。個人面談には他にも数名参加されたそうです。松婆はそれを聞いて、うなだれてしまいました。大学生と言えば、すね毛ぼうぼう生えている(笑)立派な大人です。彼らは選挙権も持っています。


 

この現実を、良しとするか否かは、聞いた人次第です。受け取り方は様々ありますから。しかし、この小さなこと(松婆にとっては2017トピックTOP3」に入ること間違いありません!)の裏を見ると、実は、父親不在の子育てという問題が起きていることを直視せざるを得なくなるのです。同時に父親の母性化問題も存在します。

つづく







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8月13~15日の塾はお休みです。

8月16日は、お盆の宿題を忘れないように持参してください。

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8月7日月曜日は、現在のところ平常通り午前11時から開校する予定ですが、台風5号の接近にともない風雨がひどい場合は、当日の朝の様子を見て14時からの開校に変更する可能性もございます。


その場合は、当日午前8時ごろ、このブログ上でもお知らせいたしますので、無理に登塾されませんようお願い申し上げます。

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~なぜ勉強するのか? そもそも学校の勉強って役に立つの???~

 

 

こんにちは、松婆です。

 

8月のブログは、「そもそも勉強って役に立つの?」という、生徒さんから年23回は受ける質問のテーマにしてみたいと思います。

 

 

私はこの質問に対して、「いいえ、学習内容そのものが役に立つことはあまりありません」とはっきりお答えしています(笑)それを聞いたこどもたちの、鳩が豆鉄砲を食ったような顔を見るのが好きです。 さて、子どもたちは、常々、この疑問の明確な答えを探しているようなのですが、答える側は「それはだなあ、△〇×※★~・・・・・」とまあ残念な結果になるのがオチです。

 

 

が、このような仕事をさせて頂いている以上、何らかの見解は出さなくてはなりません。

 

そういったときは、以下のようなことを引き合いに出して、敵をやっつけるようにしています。

 

 

確かに、方程式が解けなくてもスーパーで買い物はできるし、ゲームもできるし、大きな問題はないのかもしれない。でも、例えば、あなたが将来カレー屋を開店させたとして、腕によりをかけて作った自慢のカレーのメニューに、「おいしいよ!」とか「辛いぞ!」なんて書いても、あなたが伝えたいそのカレーのうまさは恐らく伝わりません。


 

 

「厳選した20数種類に及ぶスパイスを調合して、3日間熟成させた、こってりなのに、後味のすっきり感が You never forget!!!  地元博多の博多和牛自身のうまみも堪能してください。 店主」とでも書けば、「なんだ!なんだ!うまそうじゃないか!」と興味を引く客は多数・・・

 

学校でたくさんの「ことば」を学びます。知識があればあるほど、独創的で人の心を引く表現ができる可能性は高いと感じられませんか?

 

 

デザインに興味がある人が、食器製造の会社に入りました。器は殆ど「量」を計って作成するという過程があると聞きました。作成にあたっては、どんな人向けで何を入れる器で・・・など考えます。コップなら曲線の場合もあります。思いついたコップのデザインをイメージし、「いい感じだな、では、このコップの容量はいかほどか?」となったとき、その体積を計るときに使われるのが、積分という高校数学の計算方法です。

 
 

一人で窯や工房をもっている個人の作家であれば量産する必要はありませんが、量産して販売するなら、そのコップの体積は同じにしなければなりません。製造過程において、正確に寸法を測ることは非常に重要なことです。

 

 

昔の生徒さんが、ある大手アルミサッシの会社に入社しました。彼女は営業ではありませんでしたが、入社後、「我が社の取り扱い商品の材料は金属です。そこで、皆さんには元素記号を100ばかり覚えてもらいます。また、特に重要な元素や材料に関しては、その特性についても暗記してもらいます。社の製品を深く理解して仕事に励んでもらいたい」と、初期研修で言われ、「なんで今頃???私文系なのに・・・」と死にもの狂いで覚えた子がいました。

 

 

 

アルバイトでお弁当屋さんに入ったとしましょう。勤務する日までに、メニューと金額を暗記しておけば、あなたは楽しく、そして充実した仕事ができます。暗記が強制ではなくても、覚えていれば、あなたへの周囲の評価は高まります。

 

 

学習において、さまざまなことを覚え、身につけておくことは、絶対自分を裏切りません。

 

加えて、学習のもう一つの大事な大事な側面は、「諦めない性質、コツコツと努力することをいとわない性質、本当は楽しみを優先させたいのに、それを我慢することで、自分をコントロールできる性質」など、人として生きていくうえで非常に大事な性質を身につけていくことができることです。昔、文科省が「生きる力」という言葉を打ち出しましたが、まさに「生きる力」を作っていくのが勉強です。わからなければ聞かなきゃいけない、どうしたって人とコミュニケーションも取る機会が生まれる。 日々の中では大きなことでありませんが、薄皮一枚一枚積み重ねていくようなものでしょうが、大変大変重要な積み重ねです。

 

テストの結果が云々など、言ってられないくらいの重要な積み重ねです。

 

どうか上手にこどもたちに、これらのことをお伝え頂ければと、願いますm( . . )m

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